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ブリッパーとは、星のカービィシリーズのキャラクターである。1992年の「星のカービィ」から登場しており、以降の作品でもスクイッシー・グランクなどと並び水辺の典型的なザコ敵として多くの作品に登場している。スカキャラである。 端的に表すとするとやはり「ゴーグルをかけた魚」である。体色は作品によって様々だが、おおよそ体の上半分が赤(橙)、下半分が黄色となっている。白い胸びれと尾びれを持つが、背びれや尻びれに相当するものは見られない。体型は丸々としている。ゴーグルの形状も作品によって多少の差があり、最近は単純な小判形になっていることが多いようである。 ゲームによっては、ゴーグルの下に隠れている目を見ることができる(後述)。口も確認できるが、ゲーム中動かすことはほぼなく、常に「・」のような形をしている。そのためとぼけた表情をしているようにも見える。 水中では一定の軌道上を泳いだり、カービィを追いかけたりする。時々水面から飛び出すこともあり、その勢いで陸へ上がってしまうこともある。また、初めから陸上にいる者もいる。 魚であるため、陸上ではまともに行動できずにただ跳ねたり暴れたりしているだけである。跳ね方は作品により異なるが、最近はあまり活発に跳ねない傾向がある。 ・「星のカービィ64」にはブリッパーは登場しない。同じようなポジションのキャラクターとしてギョッパーが登場する。 ・「あつめて! カービィ」には、ブリッパーの亜種と思われるビリッパーが登場する(後述)。同ゲームに登場するスティックルもどことなくブリッパーに似ている。 ・「星のカービィ トリプルデラックス」には、ママンティというブリッパーによく似たキャラクターが登場する(後述)。 ・ブリッパーとの関係はないが、名前が似たキャラクターとして星のカービィのブロッパー、フラッパー、あつめて! カービィのブリンバが挙げられる。 ・初代「星のカービィ」のイラストでは、体色が濃いオレンジ1色になっている。このほかゴーグルや尾びれが現在のデザインと異なっているが、体色も含めゲームの中のドット絵ではよく分からない。 ・星のカービィ3、夢の泉デラックスなどの公式イラストでは、腹部の丸さが強調されている。 ・タッチ! カービィの公式イラストはより記号的なものとなっており、体型もややスリムである。 ・参上! ドロッチェ団のものは構図が他作品と異なっているのが大きな特徴。ゲーム中でも前側から見る機会は少ないため貴重だと言える。 これらの公式イラストは、英語版Kirby Wiki 「Blipper」の記事で見ることができる。 前述の通り、ゴーグルをかけているため普段はブリッパーの目を確認することはできないが、いくつかのゲームでは見ることができる。 ・星のカービィWiiでは、ゴーグル越しに見ることができる。 ・カービィのブロックボールの2-1にはブリッパーが2体おり、倒すとひっくり返る。この時ゴーグルが外れるので目を見ることができる(ただの点にしか見えないが)。 ・2005年のE3で発表された未発売カービィのスクリーンショット(2種類ある)でも確認できる(Wiiよりもはっきりと見える)。 あつめて! カービィのザコ敵として登場するビリッパーは、ステージ3-5および3-6で見ることができる。名前の通り、時々ビリビリと放電攻撃を行う。上半分が紫、下半分が濃い黄色をしているが、色以外の見た目はブリッパーと差異ない。 ゲームにおけるビリッパーはブリッパーよりも表情が豊かであり、特に「ぽかすかバトル」中は大きく口を開け慌てている様子を見ることができる。 星のカービィ トリプルデラックスに登場するママンティは、ゴーグルをかけた大型のザコ敵である。ゴーグルをかけている点がブリッパーと類似する。体色は上半分が水色で、下半分はクリーム色である。マンタのように発達した胸びれと、背面の斑模様が特徴。行動はブリッパーとほぼ同じで、回遊するもの、プレイヤーを追尾するもの、さらに奥と手前をジャンプで行き来するものがいる。当然地上では跳ねることしかできないが、その際に見える表情が愛らしい。 ゲームごとに特筆すべきことがあれば以下に記す。 地上にいる時はジャンプをしない。仰向けでカービィのいる方へ少し動いては休み、動いては休みを繰り返している。 ファッティホエールが潮を吹いた時に、ついでに降ってくることがある。 水中では比較的俊敏な速さで追いかけてくる上に、飛び出してくる時の勢いも強い。あまり見られないが陸に上がってからの暴れっぷりも凄まじく、たくさん水しぶきを上げている(ムーンライトマンションにいる)。 地上では派手に暴れている。タッチしてしびれさせると珍しく口を開く。 カービィ(フラッフ)を視界に捉えると突進してくるが、ぶつかってもダメージにつながらず、当たり負けして水面へ浮かんでいく。ゴーグルを時々胸びれで直すしぐさも見られる。 コレクションの中で「おかにあがると げんきにはねるけど…… もしかして くるしいのかな?」と紹介されているが、このゲームでブリッパーが陸上にいる姿は通常は見られない。突進の勢いが十分であれば水面でイルカのようなジャンプをするため、これを利用して地上に連れて行くことができる。だが仰向けで情けなくジャンプするだけで、紹介文にあるような元気はあまりないようである。 前述のようにゴーグル越しに目を見ることができる。大きさは小、標準、大、特大の4種類がいる(特大は異空間のみ出現)。 水面からのジャンプの勢いはそれほど強くない。また、地上にいる者はじたばたするのではなく、その場でひ弱なジャンプを繰り返しているだけである。水中以外のところにいるとき(地上・ジャンプ中・落下中)は、常に背面か腹部を正面に向け、かつ横を向いている。 ファッティバッファーが、ファッティバッファーJr.と一緒に吐き出すこともある。ファッティバッファーJr.は行動も外見もブリッパーと似ている。 ファミ通の攻略本では「フグのような姿をした敵」と紹介されている。また、同攻略本にはスピアカービィに狙われているブリッパーのイラストも載っている。 奥と手前を行ったり来たりするように跳んで来るものが登場した。 | |
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